2021.08.02
先週は、都内某所から水がでない!!との
sosがあり、駆けつけてきました。
加圧式ポンプが付いているビルだったので、
まず制御盤もチェックしてみると、渇水ランプがついていて、
渇水のためにポンプが自動停止している状態でした。
それから受水槽の蓋をあけ上からチェックしてみると
水槽が空っぽ!水が全くない状態でした。
このような状態で一番多いのは
定水位弁(FMバルブ)という、
水道本管から受水槽へくる配管の
先端についている弁の故障が
一番考えられます。
本来であれば、そこについているボールタップが
水位がさがると下がっていき、
本管からの水をストップしている弁が開いて
水が補給される仕組みになっているのです。
長年の経年劣化により
弁の周りにさびなどがたまり
開閉に支障をきたしたりしてきます。
元々の建築時の受水槽まわりの配管が
どのような材質で建てられたのか
などにもよるので
一概に何年に一度はこの弁を交換した方がいいと
はっきりいうのは難しく、
5年もたない場合もあれば、10年以上もつ場合もあります。
たかが小さな弁ひとつですが、
ビル全体の断水にかかわる大きい役割をしています。
今回はFMバルブの在庫もあり、
急遽交換工事もでき
なんとか数時間の断水で復旧することができました。