増圧ポンプと加圧ポンプの違いは?
増圧ポンプと加圧ポンプは、どちらも水圧を上げる給水ポンプですが、主な違いは、受水槽の有無です。
加圧ポンプは受水槽を使用し、受水槽から各戸へ水を圧送する方式で、一方、増圧ポンプは受水槽を使わず、水道本管に直結して各部屋へ水を供給する方式です。
建物に合わせた適切なポンプを設置する必要があります。
増圧ポンプとは?
増圧ポンプとは、受水槽などを使用せず、水道本管に直結して、水道本管の水圧を利用し各部屋へ水を供給するポンプのことです。敷地内に水を貯めておく水槽などを置かないため省スペースで、貯め水を使わないので、フレッシュで新しい水を使えるというメリットがあります。
その一方で、受水槽がないため、水道局からの給水がないと、即断水に繋がる恐れもあります。ポンプは、水道本管から各部屋に水を供給する水道直結型の建物に設置されています。
増圧ポンプの耐用年数は、建物の取り付け状況や所帯数、流入側水道管の水圧によって異なりますが、一般的には約10年程度です。
取り付けから3年から5年程度で小修理が必要になることがあり、増圧ポンプ15年以上経過すると部品供給が終了することもあります。定期的な点検とメンテナンスをしっかり行うことが重要です。
メンテナンスを行うことで、増圧給水ポンプの耐用年数を延ばすことができます。それにより、ポンプの交換費用や修理費用を節約することができます。また、ポンプの故障による断水を防ぐこともできます。
【実績例】横浜市西区Kビル給水ユニット交換工事
設置されていたポンプは、2008年製のため後継機種でご提案。
工事は、ビルの全停電の時に合わせて、発電機を持ち込んでの作業となりました。
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加圧ポンプとは?
加圧ポンプは、加圧給水方式で用いられるポンプです。加圧給水方式とは、受水槽から直接各戸へ水を圧送する方式です。中規模のビルやマンションなどで使用されています。
陸上で使用するポンプと、水中で使えるものがあります。加圧給水を行っている建物では、水を高いところから落とすための高架水槽が必要ありません。
加圧ポンプのメリットは、安定した水圧を得ることができるため、各戸で快適な水の使用が可能です。一方、加圧ポンプのデメリットは、導入にコストがかかる場合があること、動作に電力が必要であるため電気代がかかること、故障する可能性があることです。
これらのメリットとデメリットを考慮し、建物に合わせた適切なポンプを選定する必要があります。
【実績例】東京都杉並区Sビル増圧ポンプ交換工事
直結増圧ポンプは、受水槽をおくことなく、コンパクトにできており、溜め水もありません。ただし、溜め水がない=ポンプ頼みで止まったら即断水、という、日々のメンテナンスには今までのシステム以上に気を使わねばなりません。
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加圧ポンプと増圧ポンプの主な違いは?
加圧ポンプと増圧ポンプの主な違いは、受水槽の有無です。加圧ポンプは受水槽を使用しますが、増圧ポンプは受水槽を使用しません。加圧ポンプは増圧ポンプよりも圧送できる水量が多く、高層階でも安定した水圧を維持することができます。
しかし、増圧ポンプよりも設置費用が高く、メンテナンスも頻繁に行う必要があります。
建物の規模や構造、予算などに応じて、適切な給水方式を選択することが重要です。どちらの方式でも、快適な水圧で水を供給することができるので、建物の条件に合わせて最適なポンプを導入しましょう。
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